2016年08月07日

真田丸(番外) 紙おむつが話題に

先週放送された「真田丸」の番組の中で、こう(真田信幸の最初の妻)が昌幸から渡された息子の仙千代を抱く場面で、赤ちゃんの紙おむつがテレビに映りネット上で話題になっている。

先週の放送ではその場面も見ていたのだが気づかず、放送終了後のSNSに紙おむつが映った場面が投稿されているのを見て初めて知る。
真田家の和やかなシーンに気を引かれ全く気づくことはなかったが、ネット上では「チエックミス」か、いや「仕掛け」なのではといった憶測も呼び盛り上がっていた。

昨日の再放送でその場面に差し掛かったので気をつけて見ていたのだが、紙おむつが映る場面はカットされていた(これで、制作上のチエックミスといった結論になった様だが)。

ところが、和やかなシーンが部分的にカットされたことにより、和やかな雰囲気が尻切れトンボになってしまった様に感じた。
もちろんミスは修正したうえで放送するのが正しいが、役者の演技がそれを上回っており、個人的には紙おむつが映ったままの場面で再放送された方が良かったのではと思っている。

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2016年01月10日

真田丸@ 大河ドラマ「真田丸」が始まる

昨年最後の記事と今年最初の記事が、どちらもNHK大河ドラマになってしまったが、いよいよ今日から「真田丸」が始まる。言わずと知れた戦国時代の名将真田幸村(信繁)と真田一族の興亡をテーマにした作品で、骨太のドラマになりそうだ。

一昨年の秋にマラニックで北国街道を上田から善光寺まで走った時に、上田城址公園内を「来年の大河ドラマは花燃ゆ、再来年は上田城が舞台の真田丸」などと話しながら通り抜けたことを思い出す。

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(写真は、上田城東虎口櫓門)

今までに真田氏をテーマにした小説は読んでいなかったが、正月三箇日(1日〜3日)の午後にNHKラジオで放送された池波正太郎の小説「真田騒動」の朗読を聴きながらジョギングをしていたこともあり、真田一族モードで一年が始まった感じである。

大阪の陣までは上田や沼田などが舞台になると思うので、これを機に大河ドラマの展開に合わせて真田家ゆかりの地を訪れてみたい。
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2015年12月05日

今年の大河ドラマも大詰めを迎える

今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」も残すところ2回の放送となった。年間を通しての視聴率は低迷気味だった様だが、再放送を含めて初回から毎回見逃すことなく最終回を迎える。
吉田松陰の生涯から始まった1年間の放送の最後を、長編小説を読み切った様な気持ちで迎える。

特にドラマの舞台が山口から群馬に移ってからは、県令に赴任した楫取素彦が当初は地元の人々に受け入れてもらえなかったものの、回が進むにつれて徐々に周囲の理解を得て、官民一体となり群馬の養蚕・製糸業の発展に尽くしていく様子が描かれており興味深い。

群馬が隣の県であることと、自分が高校生になる頃までは実家が養蚕業を営んでいたこともあり、登場人物に脚色はあるものの養蚕・製糸業を支えようとする人々の人間模様を身近に感じながら見ている。

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(最近は見かけることが少なくなった養蚕用の桑の葉)

来年以降は、大河ドラマの王道とも言える戦国時代を舞台にした「真田丸」「おんな城主 直虎」と続くので、こちらも楽しみにしている。
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2015年11月15日

映画「エベレスト」を観てくる

今日は午前中に予定されていた用事が雨の影響で中止になったことから、是非とも観たいと思っていた映画「エベレスト」を観てくる。

1996年にエベレストで起きた商業公募登山隊による遭難事故の実話を再現した映画。
以前にこの遭難事故を記録した本を読み、犠牲者の中に日本人の女性登山家が含まれていた事もあり朧げながら記憶に残っていた。

ベースキャンプから前進キャンプを進めた登山隊は、サウス・コルルートからのアタックによりエベレスト頂上を極めたものの、様々なトラブルが重なり登頂時刻が予定より大幅に遅れる。その直後に天候が急変し自然が猛威を振るいだし、8,800mの高所を過酷な状況で下山する隊に次々と遭難者が発生する。
その様子がリアル感をもって再現されており、頂上直下の悲惨な遭難現場とベースキャンプとの交信場面が緊迫感を増す。

人が亡くなる実話を基にした映画の感想としては不謹慎かも知れないが、自分がエベレストにいる様な臨場感が伝わってくる作品だった。

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2015年08月29日

本を選ぶ楽しさ

「飛ぶが如く」をお盆に読み終えて、2週間ほど前から山岳小説「南極風」(笹本稜平:著)を読んでいる。
ニュージランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故により罪をきせられた主人公が取調室で冤罪を主張する場面と、遭難に至るまで様子が交互に描かれストリーが展開していく。
なかなか読み応えがあり、どの様な結末が待っているか楽しみにしている。

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話は変わって、通勤電車内で読む本を求めて目についた本屋へ立ち寄ることが多いが、6月の異動で最寄駅になった駅ビル内の本屋が気に入っている。
売場面積は中規模だが、特色のある本屋で電車の待ち時間があると立ち寄り、ぶらぶらと書棚を物色している。

本屋では主に新刊・ベストセラーや人気筋の本が平積みにして並べられているのが一般的だが、この駅ビルの本屋は一味違った本が平積みになっている。
上手く言葉では言い表せないが、「店主の私が面白そうな本を選んで並べています。どうですか、読んでみませんか」と薦めている様な雰囲気がある。

今の時代、Amazonや電子書籍を利用すれば本屋へ足を運ぶ必要もなく読みたい本を手に入れることが出来るが、特色のある本屋の店内で思いがけず面白そうな本に遭遇するのも楽しい。
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2015年08月02日

ようやく第10巻にたどりつく

ゴールデンウィーク明けから読み始めた小説「飛ぶが如く」(司馬遼太郎:著)もようやく第10巻にたどり着き、8月中旬までには読み終えることが出来そうだ。

司馬遼太郎の小説は殆んどの作品を読んだつもりでいたが、「飛ぶが如く」は未読の状態だった。
若い頃に司馬遼太郎に凝っていた時期に読み残した作品が、数十年間手つかずのままになっていた。。

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この小説は、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になっている幕末から時は流れて、明治維新後に西郷隆盛が征韓論を唱え始めてから西南戦争が終結するまでの激動の時代が描かれているが、全般を通して登場人物の経歴や人物評に割かれる部分が多い。
そのため物語の展開が遅く、田原坂の戦いで有名な西南戦争の場面まで読み進むのに思いのほか忍耐力がいった。

ただ、何れの登場人物も明治政府の樹立と近代日本の幕開けに大きく関わった人々であり、人物描写を含めて史実を忠実に描こうとする司馬遼太郎の意志が感じられ、この間に書店で興味をそそられた他の本に浮気することなく、第10巻にたどり着くことが出来た。


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2015年02月08日

今年も大河ドラマを楽しみに

毎年、新しくNHK大河ドラマが始まると視聴率がとりざたされるが、今年の「花燃ゆ」は苦戦している様に伝えられている。

今回の舞台になっている幕末から維新までの期間は、戦国時代に次いで日本の歴史の流れが大きく動いた時期だが、弱肉強食の戦国時代に比べると複雑に入り乱れて分かりづらいのは確か。
加えて、登場する人物が歴史の流れに影響を及ぼすところまでストリーが進んでいないこともあり、ドラマの展開に少し物足りなさを感じているが、これからに期待してじっくりと見たいところ。

以前から日曜日の夜は大河ドラマと決めており、昨年放送された「軍師官兵衛」は初回から再放送も入れて毎回欠かさず見た。

今年の主人公は吉田松陰の妹文だが、吉田松陰、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、江藤新平と言ったこの時代の流れに身を投じた人物の小説も何冊か読んでいることもあり、ドラマでは尊王攘夷の志士がどの様に描かれるか楽しみにしている。

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2014年07月27日

ひまわり

向日葵の記事が続くが、ひらがなで「ひまわり」と書くと浮かんでくるのが、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」。

高校生の時に初めて見た洋画が「ひまわり」だった。
厳密に言えば、小学生の時に講堂で巡回映画のディズニー作品を見ているが、映画館で初めて見た洋画が「ひまわり」だったこともあり、思い出の作品になっている。

ソフィア・ローレン演ずる主人公の夫が戦地へ出征し、行方不明のまま帰らず。何年間も夫を探しもとめた末に戦場だったロシアまで出掛けるが、そこで彼女が目にしたのは・・・・。
有名な作品なのでこの先は書かないが、広大なひまわり畑をバックに物悲しく流れるヘンリマンシーニのテーマ曲が今も蘇ってくる。

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2014年06月28日

またもや楽しみなドラマが

午前中の雨が止んでいる間にジョギングを終えて本屋に立ち寄り、いつもの様に文庫本の本棚を物色していて目に留まったのが「芙蓉の人」(新田次郎:著)。
明治時代、富士山頂に私費で気象観測所を設け、命をかけて越冬観測を行った野中至と妻。
その実在する夫婦をモデルにして書かれた小説。

高校生の時に読んだ新田次郎の山岳小説の中でも記憶に残っている一冊。
と言うのも、就職試験時に入社試験願書の尊敬する人物欄に野中至と書き、その理由として「明治2X年、当時不可能と言われていた富士山頂での越冬観測を行い・・・・」云々と記載した事を今でも覚えている。

40数年ぶりに手にした小説「芙蓉の人」の帯には、NHK土曜ドラマで7月26日から放送と紹介されている。
もちろん本を購入したが、ドラマの方も1時間番組で6回連続放送ということで今から楽しみにしている。

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ところで、尊敬する人物を「野中至」と書き願書を提出した会社だが、入社試験に無事合格しその後40年間勤めている。



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2014年06月08日

大河ドラマと小説を楽しむ

NHK大河ドラマの「軍師官兵衛」が面白く、第1回目の放送から毎週欠かさず見ている。
先週の放送では、1年間有岡城に幽閉されていた官兵衛が栗山善助らに救出された場面で終わり、いよいよこれからは豊臣秀吉のもとで軍師として手腕をふるう展開が待っている。
視聴率は低迷している様だが、自分にとってはここ数年の大河ドラマの中では「龍馬伝」と並び期待度が高く、日曜日の夜を毎週楽しみにしている。

ところで偶然だが、前回のブログで紹介した時代小説「橘花抄」(葉室麟:著)の舞台が、黒田長政(※)が初代藩主となった福岡藩。
小説は、三代目藩主光之(黒田長政の孫)の時代に起こった藩主の跡継ぎ争いを題材に、史実に脚色を加えて書かれている。
(※)黒田長政:官兵衛の息子で、ドラマでは人質として織田信長のもとに預けられている松寿丸(幼名)

官兵衛の時代には家名を残すために城主のもとで団結して戦国の世を生き抜いた黒田一族も、江戸時代の早い段階で権力争いによるお家騒動があった様だ。

一方で官兵衛の活躍をテレビで見ながら、一方では官兵衛の子孫によるお家騒動の小説を読む。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的な視点で楽しめる面白さがある。

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2012年10月06日

東京駅物語

先週末、東京駅経由で浦安ヘリポートへ出掛ける際に途中下車して、復元改修され全面開業を迎える東京駅舎を少し見学する。

数年間に亘る工事を経て、大正時代に創設された当時の姿が復元されている。
工事前の見慣れた姿と比較して、正面から望む左右ドームの屋根が角型から丸型になった以外はそれほど姿が変わっていない様に見えたが、空襲で焼失したままになっていた駅舎の3階全体が今回の工事で復元されたとの事で、思ったより大きく変貌している。

東京駅の駅舎と言えば、以前に読んだ小説「東京駅物語」(北原亜似子:著)が思い起こされる。
ストーリーの細かい部分は記憶があいまいだが、まだ野原の広がる丸の内に駅舎の建設が始まった明治から、大正・昭和と東京駅の待合室を舞台にした幾つかの短編からなる連作集。

確か、最初に収められている短編は東京駅(当時は中央停車場)の建設現場で働く若者が主人公だったと思う。
その後に続く短編に登場する様々な人物の運命が時代の流れとともに絡み合っていく事になるが、結末に切ない読後感が残ったと記憶している。

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100年前に原っぱに建てられた当時の姿で復元した東京駅。
今では高層ビルに囲まれてしまったが、新旧のコントラストも時代の流れを物語っている様に見える。

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2012年08月26日

映画「あなたへ」観てきました

4月のブログ記事に、小説「あなたへ」を読み8月の映画封切りが楽しみと書いたが、昨日劇場公開された「あなたへ」を早速観てくる。
客席は、自分と同年代と思われる夫婦で殆んどが占められてほぼ満席。

高倉健演ずる主人公英二が、亡くなった妻が残した遺言に書かれた思いを胸に、富山から妻の故郷長崎県の漁港を目指して旅を続けると言った物語。
妻との出会から亡くなるまでの日々の回想、旅の途中で出会う人々が持つ心の奥の悩み、妻の故郷で英二を迎えてくれる人々との触れ合いが、それぞれの人生を絡めながら描かれている。

小説を読んだ後に観た映画なので淡々と進む展開に少し違和感はあったが、映画だけを観れば心温まる余韻が残る秀作だと思う。

それにしても、高倉健の演技(と言うよりも本人そのものと言った感)は良いですね。

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2012年05月19日

物語の先が知りたくて

ジョギングにスポーツ文化公園へ出掛ける車の中でラジオを選局していて、NHKの時代小説の朗読が耳に留まり聞き入る。

他家へ養子に入り不自由なく暮らしている武士が、貧しい実家の義妹と雪の降る街中で偶然に再会した場面が朗読されているところ。(義妹は、武士の継母の連れ子で実妹ではない)
その後、義妹は結婚するも嫁ぎ先でひどい扱い受け病に臥せってしまい、それを耳にした武士が嫁ぎ先へ乗り込み義妹を救い出す場面へ物語が進む。

嫁ぎ先から義妹を救い出すくだりが、以前にDVDで観た藤沢周平原作の映画「隠し剣鬼の爪」と全く同じ。
その為に、朗読されているのは「隠し剣鬼の爪」かと一瞬思ったが、映画「隠し剣鬼の爪」で救出されるのは義妹ではなく、松たか子演ずる「嫁ぐまで武士の家で女中奉公していた娘」の筈なので違う作品の様だ。
物語の展開が気になったが、車がスポーツ文化公園に着いたので消化不良気味にエンジンを切り、その先は朗読されていた小説の題名を後で確認して読む事にする。
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(公園の芝生に咲くニワゼキショウの花)

帰宅後に新聞のラジオ番組欄で確認し、今朝の番組で朗読されていたのは藤沢周平原作の「雪明かり」と分る。
小説の出版社を確認する為にインターネットで「雪明かり」を調べているうちに、映画「隠し剣鬼の爪」が藤沢周平原作「隠し剣鬼の爪」と「雪明かり」の2つの短編を元にして制作されていた事を知り、朗読されていた小説を自分が一瞬「隠し剣鬼の爪」と思った事に納得がいく。

とは言え、途中までラジオで聴いた「雪明かり」もその先が知りたくて、さっそく本屋で原作の文庫本を買い最後まで読み終える。
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2012年04月01日

映画の封切りが楽しみ

書店に積まれた文庫本の帯に大きく書かれた「映画化!主演:高倉健」の文字が目に留まり、手にした小説「あなたへ」(森沢明夫:著)。
表紙は映画の一コマと思われるが、主人公(英二)役の高倉健が民家の前で感慨深げに何かを見上げている写真。

裏表紙のあらすじを読み興味をそそられるが、本を買うかどうか迷ってしまう。
以前にも書いたが、小説を読んだ作品を映画で観ると抱いていたイメージと違いガッカリする事があるので、映画化されてもあまり観ない様にしている。

しかし、高倉健の哀愁漂う演技は原作のイメージそのままの映画になる様な気がして、先ずは原作と思い本を買う。

最愛の妻を癌で亡くした主人公の英二が、妻の残した「故郷の海に散骨して欲しい」と書かれた手紙を読み、富山から妻の故郷・長崎の漁港まで旅をすると言った物語。
妻が亡くなるまでの日々、旅の途中で出会う人々との絆、妻の故郷で英二を暖かく迎えてくれる人々との触れ合い。
心に何らかの傷を抱かえた人ばかりだが自分の未来を変えようと前向きに生きている姿が描かれ、心温まる読後感が残る。

まだまだ先だが、8月25日の映画封切りが楽しみ。

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2012年02月04日

「小川の辺(ほとり)」

映画に関する記事が続くが、今週は藤沢周平原作の小説を映画化した「小川の辺り」を観る。と言っても、昨年公開された作品なのでDVDによる鑑賞だが、観終えた後もしばらく余韻に浸れるいい作品だった。

藤沢周平原作の小説で映画化された作品は、「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」「蝉しぐれ」「山桜」「花のあと」「必死剣 鳥刺し」と7作品を観たが、「小川の辺」も他の作品と同様に印象に残る秀作だと思う。
登場人物の情感を上手く描写した脚色と配役、日本の原風景を思わせる自然も絡め、全編を通して丁寧に撮られた映像に魅了されてしまう。

「小川の辺」は藤沢周平の短編集に収められているとの事だが、ここはやはり原作の小説も読んでみたい。
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2012年01月29日

心なごむ、ALWAYS三丁目の夕日’64

昨日、カミさんを誘い映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」を観てくる。

「ALWAYS三丁目の夕日」は1、2作目をレンタルDVDと先日のTV放送で観たが、3作目は3D化されたこともあり今回の劇場公開を見逃さない様にしていた。

心温まるストーリーもさることながら、子供の頃にテレビを通して目にした新幹線開通・東京オリンピックと言った国民的イベント、小学生の時に田舎から上京し親戚の家に泊まり東京見物した際に見た景色の断片的な記憶、それらがスクリーンの映像とシンクロして昭和30年代後半にタイムスリップした様な気持ちになる。

思わず目が潤む場面も随所にあり、ほろりと心を和ませてくれる期待通りの作品だった。

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2012年01月03日

世界最高峰からの映像

正月2日に放送されたNHKスペシャル「エベレスト〜世界最高峰を撮る〜」。
カメラ取材班により編成された登山隊のエベレスト登頂に至るまでの様子と頂上からのハイビジョン映像を堪能する。
特に世界最高峰に立ち、360°回転させたカメラが映し出すヒマラヤ山脈の絶景は、世界の屋根に相応しい素晴らしい映像だった。

溯ると、日本人が初めてエベレストに登頂したのが約40年前の1970年。松村輝夫氏と植村直己氏(後にマッキンリーで遭難)の2名が日本人初登頂の快挙を果たしている。
当時自分は高校1年生で山登りに没頭し始めた時期。早速エベレスト登頂を特集した写真雑誌を買い求めて写真と遠征記事を隅々まで読み尽した憶えがある。
(当時の写真雑誌)
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今や、商業登山の流行も相まってエベレスト登頂者は4,000人を超えており、約40年前に国をあげてのプロジェクトに近い遠征隊で日本人が登頂したことを思うと、隔世の感がある。

登頂者の急増により世界最高峰の希少価値が薄らいでいる様にも思うが、ハイビジョンカメラで撮らえたエベレストの雄姿、紺碧の空、アイスフォール、岩稜、雪嶺、頂上からの360°パノラマは貴重な映像として印象に残った。

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2011年11月12日

久しぶりに山岳小説を読む

久しぶりに山岳小説を読み始める。

本屋で小説を選ぶ時は本の帯にも目が行くが、帯に書かれた俳優の児玉清さんの書評が目に留まり買ったのが「還るべき場所(橋本稜平著)」。

児玉清さんと言えば「パネルクイズアタック25」の名司会でお馴染みだったが、今年の5月に亡くなられたのも記憶に新しい。
その児玉清さんがこの小説の帯に「これほど心をしめつけられ・・・・・・がかつてあっただろうか?僕は涙し、号泣した」といった読後感を寄せられている。

中盤まで読んだところだが、物語の主人公がカラコルム山脈K2(世界第二の高峰)の岩壁を登攀中にアクシデントに遭遇しザイルで宙吊りになる。この時、最愛のパートナーが主人公の命を助ける為に、自分の命を犠牲にしてザイルを切断すると言った場面から始まる。
この後、主人公とパートナーの出会いから国内外の山や岩壁へ次々と挑んでいく回想シーンを経て、主人公が失意を乗り越えて数年後に再びK2の未踏峰ルート登攀に戻ってくると言ったところまで読み進む。

読み応えのある山岳小説なのでこのまま一気に読破したところだが、通勤時の楽しみにしている。
しかし、通勤電車の中で児玉清さんの様に号泣してしまったらどうしよう。

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上の写真は少し懲りすぎたが、小説「還るべき場所」とSVEA121(コンロ)を並べて少し山の記事に相応しい雰囲気を出してみた。

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2011年06月04日

突拍子もないストーリーだが

某コンビニからテレビドラマ「JIN-仁-」とタイアップして販売されている「安道名津」(あんドーナッツ)。
番組の中で、主人公の南方仁がタイムスリップした江戸時代で脚気予防のために考案したことになっており、そのレシピを再現した商品。
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日曜の夜に放送されている「JIN-仁-」、江戸時代にタイムスリップした脳外科医の南方仁が充分な医療器具もない中で江戸の人々を病から救っていくといった突拍子もないストーリーだが、なかなか面白くて第1編から毎週見ている。
2009年に第1編が放送され、今年の4月から続編が放送されている。

時代劇、愛、人情といった題材にSF要素を加え、更に坂本龍馬、勝海舟と言った歴史上の人物も登場させると言った様々な内容が盛り込まれたドラマだが、全てが上手く構成されて不自然さを感じさせない。
また、哀調をおびたメロディーをバックに現代の東京の景色がフェードアウトして昔の映像が現れるといったオープニングも琴線に触れる。

同じ日曜日の夜に放送されている大河ドラマ「江」が期待外れだっただけに、このドラマは毎週楽しみにしている。

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2010年05月15日

吾一に巡り合う

「吾一ちゃん、大丈夫?」
途中、おきぬは心配して、のぞき込む様に彼に言った。吾一は何も言わずに、黙々と田川へ向って歩いていた。

記念館.JPGこれは、小学校で習った国語の教科書に載っていた「路傍の石」(山本有三著)の一節で、確か「吾一」と言った題名が付けられた文章の冒頭部分。
うろ覚えなので正確でないかも知れないが、自然に口をついてこの部分が出てくるのは、多分宿題で暗記させられたからだろう。
この後、小学生の吾一は田川に架かる鉄橋の枕木にぶらさがり、事件になったと記憶している。

先週末に栃木市まで走った時に、この「路傍の石」の作家山本有三の生家跡隣に建てられた「山本有三ふるさと記念館」を訪れた。
蔵造りの館内には、山本有三ゆかりの愛用品や直筆の原稿が展示されていて興味深く見る事が出来た。

この様に、初めて訪れた地が、子供の頃から印象に残っている童謡・唱歌や小説の作家の生誕地だったりする事があるが、年月を経て作品のルーツに巡りあった様な気分になり、少し感動してしまう。

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2009年10月18日

遅くればせながら「劔岳 点の記」を


街の映画館.JPG遅くればせながら、新田次郎原作の小説を映画化した「劔岳 点の記」を観てくる。
山へ登っていた頃、新田次郎の山岳小説(実話に基づく作品が多いが)に嵌っていた時期があり、是非観たいと思っていた映画だが観そびれてしまい、今ごろ公開している映画館もなくあきらめていた。
ところが、「深谷シネマ」で今日から上映されるのを知り、早速午後の部に出掛ける。

この「深谷シネマ」は、以前は銀行だった建物を改装して出来た客席50席足らずの小さな映画館で、「街の映画館」と言った雰囲気が合う。
話題作以外にも往年の名作や全国劇場では公開されない映画が上映されていて、上映スケジュールをチエックしていると興味深い。
スクリーンもさほど大きくないので、今日は最前列まん中の席に座り、剣岳の厳しい自然を舞台にした映像にどっぷりと入り込む。

また深谷市内では今日まで「花の街深谷映画祭」が行われており、映画やテレビドラマのロケにも利用される旧酒造所跡でもイベントが行われていた為に、映画館から少し足を延ばし見学する。
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2009年08月14日

白馬童子逝く

俳優の山城新伍さんが亡くなられる。
我々の年代だと、山城さんと言えば「白馬童子」の印象が切り離せないのは私だけでは無いと思う。
♪チャンチャンチャンバラリ チャンチャンバラバラ チャンバラリ〜
で始まる主題歌が流れると、テレビの前に釘付けになったものだ。
白装束・白覆面を身にまとい獅子を思わせる真白な髪をなびかせながら、切りかかってくる敵を二刀流で次々と倒す白馬童子の姿は、正に正義の使者だった。

白馬童子の放送が終わり暫くはその姿をテレビで見る機会が無かったが、クイズ番組等の絶妙な司会で再び活躍される事になる。
キャラクター的に面影は無くなったが、山城さんをテレビで見かけると無意識のうちに白馬童子を思い出していた。

無敵の白馬童子も病との闘いで逝ってしまう事になり、山城新吾さんのご冥福をお祈りします。

旧いアルバムにキャビネサイズの「白馬童子」のプロマイドが今でも残っており、二刀流を構えた白馬童子の雄姿と山城新伍さんのサイン(印刷)が懐かしいが、肖像権に触れるので写真のアップは控えます。
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2009年06月28日

時には癒しのコーラスを

昨夕は市内のホールで行われたデューク・エイセスのコンサートにカミさんと一緒に出掛ける。
ダークダックス、ボニージャックスと言ったコーラスグループの中では、透明感とテンポのある歌声のデューク・エイセスの曲が気に入りで、名古屋でもコンサートを観た事があるが20年以上も前。
今回は久しぶりにライブでデュークの歌声を聞く事になる。

ステージの幕が開きデューク・エイセスの4人が現れるが、向って左端のトップ・テナーがいつものメンバーと違う事に気づくと、リーダーの谷氏から「トップ・テナーの飯野氏が入院し、復帰が困難」な旨の説明があり、会場に一瞬どよめきが走る。
飯野氏の代役として紹介されたのが、ミュージカルの大作「ミスサイゴン」にも出演された大須賀氏。

飯野氏には健康を回復し、是非復帰して頂きたい。
因みに飯野氏も、その前にトップ・テナーを担当していた谷口氏が倒れて新メンバーに加わった経緯があるが、谷口氏と飯野氏は雰囲気がよく似ていた為にメンバー交替時の違和感が無かった。
大須賀氏は今までのデュークのメンバーと少しタイプが異なる感じを受けるが、飯野氏が抜けた穴を埋めてファンを楽しませてくれると思う。

少し予想外の幕開きだったが、1曲目の「ジェリコの闘い」でリズム感溢れるハーモニーが会場に流れ始めると今日のコンサートへの期待感が膨らむ。
その後は、ヒット曲「女ひとり」、「おさななじみ」+「おさななじみ・その後」、「見上げてごらん夜の星を」、デューク日本の歌シリーズ、愛唱歌、旅の歌メドレー、アカペラ、黒人霊歌など20数曲が続き、コーラスの真髄を満喫させてもらう。

コンサート後は、耳に残る歌声の軽い余韻に浸りながら帰宅し、そのまま美味いビールを飲む。

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2009年04月26日

一茶を読んで

「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」
「我と来て 遊べや 親のない雀」
など弱者に慈愛をよせた俳句を読み、童謡「一茶さん」(※)に歌われる詩からは子供達と戯れる優しい人柄を感じさせる小林一茶。

竹林.JPG信州の山懐深い一軒屋に住み、俗世間から離れて句を詠む俳人と言ったイメージを子供の頃から抱いていたが、最近文庫本で発刊された「一茶」(藤沢周平著)を読み一茶感が変わる。
一茶に関して素朴な人柄と言った先入観を持ち小説を読み始めるが、弟・継母との間に永きに亘る遺産相続争いを起し自虐的な句も詠む姿を知るにつれて違和感を持ってしまう。

小説を読み終え、この作品は藤沢周平が物語として創りあげた一茶像なのかと思い少し調べてみるが、ほぼ史実に基づいた生涯が描かれている事が分かる。
それを知りあらためて冒頭の2句を読むと、一茶が自分自身の恵まれない境遇を蛙や雀に映して詠んだ句に思えてくる。

この様に小林一茶は俗世間から離れるどころか、俗世間にどっぷりとつかり翻弄された人物だった事を知らされる。
ただ、一茶が後世に名句を残しているのは紛れもない事実であり、優れた俳人であった事は間違いなく愛着感は変わらない。

(※)童謡「一茶さん」
この童謡を知っている人は少ないかも知れないが、子供の頃に農協の有線放送からいつも流れていた歌なので自分にとっては馴染みの曲。

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2009年03月28日

「黒部の太陽」を観て


黒四ダム.JPG先週土、日の二夜連続で放送された「黒部の太陽」がなかなか見応えのあるドラマだった。
二夜目が放送された日曜日はさくらマラソンとアフターで疲れていた為に、途中からDVDに録画をして今日残りの後半を観る。

40年程前に石原裕次郎主演で映画化され有名な「黒部の太陽」のテレビドラマ版だが、過酷な自然に翻弄されながらも黒部渓谷へのトンネルを掘削する難工事に果敢に立ち向かう関係者の姿と、登場人物の様々な人間ドラマが絡み合い、重厚感のある作品に仕上がっていたと思う。

このドラマの舞台となった黒部渓谷ダム工事現場への資材輸送用のトンネルは、現在長野県大町の扇沢から黒部ダムへ抜ける観光ルートになっている。
10数年前に扇沢から関電トロリーバスに揺られながら狭いトンネルを抜けて黒四ダムを訪れた事があり、その時はダムの雄姿とダム建設工事の困難さに思いを馳せる事は出来たが、今回のドラマでトンネル掘削工事も非常に困難な状況で行われた事を知る事になった。

写真は、1995年の夏に黒部ダムを訪れた時のフィルム写真を改めてデジカメで撮ったもの。
この時は当時飼っていたペットの初代ウサギも一緒に連れて行き少し散歩させたのだが、黒四ダムの上を散歩したウサギも珍しいだろうな。

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2009年02月28日

史実と歴史小説

昨年末から本屋の天地人コーナに並ぶ「直江兼続」を主人公にした小説を読み始め、今日までに6作品を読む。
−小説 直江兼続 (童門冬二 著)
−蜜謀 上・下巻 (藤沢周平 著)
−完本 直江山城守 (井口朝 著)
−謀将 直江兼続 上・下巻 (南原幹雄 著)
−上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜 (坂上天陽 著)
−直江兼続 (江宮隆之 著)
直江兼続作品.JPG或る作者が「あとがき」で「史実と史実の隙間を創造するのが作者の使命」と述べているが、確かに各作品共に直江兼続を中心に描いた歴史小説なのだが、読み比べてみると作者によってストーリーの膨らませ方が異なっている為に、どこまでが史実なのだろうかと思う場面が結構有る。

史実と史実の隙間が作者の創造した世界ならば、逆に言えば「6作品の最大公約数的な部分に史実に近いものが見えてくる」と言えるのかも知れない。

大河ドラマ「天地人」の原作は未だ読んでいないが、こちらの直江兼続は1年間かけてテレビで楽しむ事とし、次は映画「禅」で波乱の生涯が描かれている道元禅師の作品を読んでみるかな。

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2009年01月11日

天地人始まる

例年、年始休暇が終わった後の最初の土曜日に佐野厄除け大師へ詣でているが、昨日は出社だったので今年は今日出掛ける。
今年も朝5時に家を出て6時半頃に始まる朝一番の祈祷を受け、国道50号線から見える真白な富士山を清々しい気分で眺めながら帰ってくる。
例年の事ながら、この初詣を済ませてようやく今年一年がスタートした様な気持ちになる。

スタートと言えば、先週の日曜日から放送が始まったNHK大河ドラマ「天地人」が高視聴率らしい。
天地人は戦国時代に上杉景勝に仕えた直江兼続を主人公にしたドラマだが、昨年末に直江兼続の生涯を描いた小説を2作品読んでいた事もあって放送を楽しみにしていた。
小説の天地人は未だ読んでいないので、第1、2回目の放送が原作通りだったのか、それとも最初に視聴者を惹き付ける為に上手く脚色されていたのか判らないが、幼い与六の健気さ(子役の名演技)に魅せられてしまった人が多いだろう。

いよいよ次回からは、直江兼続(与六)と上杉景勝が、「利」が渦巻く戦国時代に「義」を重んじながら生き抜いて行く戦乱の世が舞台となる。
歴史ドラマなのでストーリーと結末は予め分かってはいるものの、主人公となる武将によって戦国時代の描き方が変わって来る為に今後の展開が楽しみだ。

鉢形城跡.JPG左の写真は、後に上杉景勝、直江兼続が小田原城を攻める進軍途中に攻略し開城させた鉢形城(城主北条氏邦)跡。(荒川から望む)

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2008年05月17日

OK牧場−U

この1週間で、OK牧場の決闘を映画化した作品(DVD)を3本観てしまう。
「OK牧場の決斗」、「ワイアット・アープ」そして今日借りて来た「荒野の決闘」。

ワイアット・アープ兄弟とクラントン一家の確執、そしてOK牧場(コラル)での決闘を採り上げている点では3作品とも同じだが、それぞれ違った味があり見比べてみると面白い。

アクション映画としては「OK牧場の決斗」、史実に忠実と思われるのが「ワイアット・アープ」、詩情的に描かれているのが「荒野の決闘」、と言ったところかな。

小説「墓石の伝説」も再度読み返し、googleマップの航空写真で現在のトゥムストンの町とOK牧場跡を確認する。

これでOK牧場の決闘の事なら、何でもOK牧場?
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2008年05月10日

OK牧場

OK牧場と言っても、もちろんガッツ石松の駄洒落では無くて西部劇「OK牧場の決斗」の事。
保安官ワイアット・アープを中心にしたアープ兄弟とカウボーイ一味との銃撃戦があったのが、西部の街トゥムストンに在るOK牧場。
1957年に製作された旧い作品だが、この事件が映画化された「OK牧場の決斗」のDVDを借りて来て観る。

この映画(DVD)を観るきっかけになったのが、最近読んだ逢坂剛/著の小説「墓石の伝説」。
墓石は英語でトゥムストンと訳し、題名はOK牧場が在った街トゥムストンの伝説を意味している。

そもそもワイアット・アープが実在の人物で、OK牧場の決闘も実際に有った事件だと今まで知らなかった。
この小説は、西部劇を愛する映画監督が新しくOK牧場の決闘を映画化すると言ったスートリーで、事件の背景から決闘に至るまでの経緯について、登場人物が真実を探りながら解き明かしてくれる。
巻末の解説に「西部劇の研究本」とも記されている様に、西部劇マニアの著者がその知識を物語の中で余すところなく紹介しており、特別に西部劇に思い入れが無い自分でも興味を惹かれてしまった。

と言う訳で、小説を更に楽しむ為に「OK牧場の決斗」のDVDを借りて観てしまった。
今手元に有るDVDは、次に借りて来た「ワイアット・アープ」(1994年、ケビン・コスナー主演)。平日のみならず休日も寝不足になりそうだ。
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2008年02月09日

みかんの花咲く丘歌碑


歌碑.JPG童謡「みかんの花咲く丘」の歌碑が、隣の深谷市にある。
この歌を作詞した加藤省吾が戦時中に静岡から深谷に疎開し、疎開の後間もなくしてこの歌が発表された事から、ゆかりの地として歌碑が建てられている。
この歌のモデルになっているのは、静岡県伊東市のみかん畑の情景と言われているが、疎開中の加藤省吾が、故郷の静岡に思いを馳せながらこの歌を作詞したと隣の顕彰碑に刻まれている。

我々の年代だと「みかんの花咲く丘」は誰もが知っている童謡の一つだと思うが、この歌は子供の頃のチョットした思い出に繋がる。

昭和30年代、小学生の頃住んでいた田舎では、家に当時の電々公社の電話は無く農協が運営する有線電話が各戸まで引かれていた。この村内の有線電話では朝7時から10分間の「童謡の時間」、午後3時から30分間の「歌謡曲の時間」が有り、その時間になると有線電話のスピーカーから音楽が流されていた。
朝の童謡が流れる時間帯に、毎朝流れていたのが「みかんの花咲く丘」。
今でもこの歌を聞いたり口ずさんだりすると、毎朝この歌を聞き終えるのを合図の様に、ランドセルを背負って家を飛びし登校していた情景が浮かぶ。

いつもレトロな話題で恐縮です。

<ところで、村内だけで繋がる有線電話を説明すると>
各家庭に有線電話機が引かれ、3桁の番号が割当てられている。
受話器を上げて交換手に接続相手先の3桁の番号を告げると、交換手が相手を番号で呼び出してくれる。
相手先では、電話機に内蔵されたスピーカーから交換手の声で呼び出されるしくみになっている。
(「△△△番、△△△番、△△△番の方、お電話です」と言った様に。)

余談になるが、年末にテレビで放送される有線放送大賞は、この有線電話と関係があると暫く思い込んでいた。


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2008年01月27日

千の風になってを聴く


2007_0729画像0006.JPG遅ればせながらの感は有るが、「千の風になって」のCDを購入する。
何人もの歌手によって歌われている曲だが、なかでも紅白歌合戦にも出場した秋川雅史の歌がよく知られている様だ。
今回私が購入したCDは、歌っているのが「さこみちよ」、「大沢悠里」の朗読が一緒になっている。

昨年末にヨッシーの父さんの友人宅で行われた餅つきにお邪魔した時に、1月13日に本庄市で行われる立川流一門による寄席と「さこみちよ」の歌謡コンサートのパンフレットを見せて貰い、当日はカミさんと一緒に出掛け楽しんでくる。

第1部で立川ぜん馬師匠を始めとする落語家の話芸に惹かれ、第2部は「さこみちよ」のトークとミニコンサートを楽しむ。
さこみちよがコンサートの最後に歌ったのが「千の風にのって」だが、彼女のバージョンは歌の前に「大沢悠里」による歌詞の朗読(録音)が流れる。
この朗読の素朴な語りが、なかなか良かった。

秋川雅史の歌はテノールによる声楽の歌い方が目立つが、改めて朗読だけでじっくりと歌詞を聴いてみると胸に迫ってくるものがある。
また、彼女の高音がよく伸びる澄んだ歌声も曲に合っていて聴きごたえがあった。

ミニコンサートで聴いた歌と朗読が気に入り、CDショップで予約したCDが数日前に入荷し手元に届く。
さっそく聞いてみるが、期待を裏切らない作品になっている。また、同じCDに収められている「私は歌う」(カントリーの名曲)も、テンポのある歌声が心地良い。

因みに寄席当日は、彼女のご主人立川ぜん馬師匠独演会のCDを購入している。

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2007年11月11日

華蔵寺寄席

昨夜は、ヨッシーの父さんの旧友が主催する落語寄席の会を楽しませて貰う事が出来た。
出演者は、六代目立川ぜん馬師匠を始めとする落語立川流の噺家さん。

会場の華蔵寺の広間に、開演時間の30分くらい前から地元の落語愛好家と思われる人達が集まり始める。この寄席は定期的に開催されて来たとの事で、お客の皆さんもお互いに顔馴染みの様で、広間には和やかな雰囲気が漂っている。
隣では、持参した日本酒の栓を早々と開け周りの人に振舞っている方がいて、我々(前橋のランきちさん、乱姫さんと一緒)もご相伴に預かる。

そうこうしている内に前座の立川松幸さんの落語が始まり、中入りを挟んで前座、二つ目、真打の噺家さんが演じる落語4題を堪能させてもらう。
中でも、やはり「ぜん馬師匠」の落語は群を抜いていた。巧みな話芸に聞き惚れているうちに、貧乏長屋の世界に引きずり込まれてしまった。

落語を聞き終わった後は、出演者と主催者の懇親会に同席させて頂きビール・ワインを飲みながら賑やかに楽しむ。その席上で、恐れ多くもぜん馬師匠の前で、駄洒落が3回も口をついて出てしまうが、もちろん受ける筈も無くサラッと聞き流されてしまう。
それでも、帰る間際に師匠から「これからも駄洒落を楽しんで下さいよ」との言葉をかけられ恐縮してしまう。

夜の紅葉.JPGそんな訳で、本格的な落語ファンになりそうな予感がする晩秋の夜を楽しませて貰った。

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2007年10月14日

あかね空


夕暮JPG.JPG山本一力原作の時代小説で、今年映画化された「あかね空」のDVD版を観る。

京で修行を積んだ豆腐職人が裸一貫で江戸深川へ移り住み、長屋で豆腐屋を開き、苦労を重ねながらも夫婦で商売を繁盛させて行くと言った物語で、二代に渡る夫婦・親子の愛情、軋轢や絆が描かれている。

「あかね空」は小説でも読み、印象に残っている作品。
以前もブログに書いたが、小説で読んだ作品はその時に抱いたイメージが変わってしまうので、映画化されても映画やDVDをあまり観ない様にしているのだが、藤沢周平の小説で映画化された「蝉しぐれ」に続いて今回の作品も良かった。

原作で描かれていた夫婦・親子仲のすれ違いとその溝が深まっていく過程が割愛されていたが、映像ならではの回想シーンを織り交ぜる事により、登場人物の思いが描写されており上手いなと感じた。

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2007年09月24日

CATS


CAT劇場JPG.JPG家族揃って劇団四季のミュージカル「CATS」を観に五反田のキャッツ・シアターへ出掛ける。
娘達に誘われ、連休前に予約していたチケットでの観劇。

CATSと言えば、20年以上前から上演されロングランを続けているミュージカル。当時、まだ西新宿の高層ビル街に空地があった頃、空地にテント風の黒い劇場が建てられたのを記憶している。その場所から「CATS」の上演がスタートした筈。

都会のゴミ捨場を模したステージと観客席で繰り広げられる一糸乱れぬ歌と踊り、演歌な親父もミュージカルの世界を充分楽しめた。

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2007年04月22日

蝉しぐれ


夕暮れJPG.JPG季節外れのタイトルだが、藤沢周平原作の小説「蝉しぐれ」のこと。
最近アクセスさせて頂いた方のブログに、「蝉しぐれ」の読後感がすこぶる良いと紹介されていたので、さっそく先週の日曜日に本を買い数日かけて帰宅途中の通勤電車内で読み終える。

読み始めて暫くして、1年程前にこの作品の映画版をDVDで観たのを思い出した。
確かにいい映画だったと印象に残っていたが、小説で改めて読んでみると以前に観た映画のイメージも上手くダブって結構読み応えがあった。

小説で読んだ作品は、読んだ時に抱いたイメージが変わってしまうので映画化されてもあまり観ない様にしているのだが、この作品は小説を読み終えた後でもう一度映画版が観たくなり、昨日二度目のDVDを借りて観る。
小説で印象的な場面はそのまま映像で現わされ、映像に出てこない微妙な流れは、音楽で上手く表現されている様で良かった。

「蝉しぐれ」には、同じく藤沢周平の作品で映画化された「たそがれ清兵衛」と同様に、何か現代人の琴線に触れさせるものがある。

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2007年03月11日

題名のない音楽会

日曜日朝のテレビ番組、「題名のない音楽会」を毎週楽しみにしている。

今週は「団塊の世代が選ぶ映画音楽ベスト30曲」と題して、不朽の名作と言われる様な映画のテーマ音楽が紹介された。今週と来週の2回に分けて放送される。
1回目の今日は30〜16位までの曲がオーケストラの演奏により紹介されたが、どれも馴染みのある曲なので映画のシーンを思い浮かべながら楽しむ事が出来た。ゲストに来日したミシェル・ルグランが弾くピアノ演奏も良かった。
今回は映画音楽だったが、この番組では音楽を色んな切り口で取り上げ紹介していて毎回企画を楽しみにしている。

この「題名のない音楽会」は30有余年続いている長寿番組。
30年程前に東京に数年住んでいた頃、この番組の公開録画を毎回観覧していた。水曜日の夜に渋谷公会堂で2回分の放送収録が行われるので、収録日になると観覧用ハガキを片手に渋谷まで出掛けた。
クラッシック音楽には全く興味が無かったが、黛敏郎の絶妙な司会とオーケストラの演奏に魅せられて、少しづつだがクラッシック音楽に入門させてもらった番組だ。

日曜日の朝はこの番組を観て、特集された音楽の余韻を残しながら走りに出掛けている
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2007年01月08日

原田泰治の世界

「原田泰治の世界展」を八木橋デパートへ見に行く。
会場には、原田泰治の日本の四季を描いた素朴でやわらかな作品が数多く展示されおり、会場全体にのどかな雰囲気が漂っている。
どの絵の中にも田舎の景色と共に、そこに生活する人々が一緒に描かれており、絵を眺めていると田畑を耕したりしている人の会話が聞こえてくる様な気がする。

自分が田舎育ちのせいなのかも知れないが、絵と幼い頃の田舎の風景とが重なり、懐かしいふるさとに出会っている様な気持ちにさせられた。
posted by 酔〜いどん at 20:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 小説・映画・テレビ・鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月03日

五体倒地

「五体倒地」初めて知った言葉だが、チベット仏教の礼拝方法で、立った姿勢から地面にうつぶせになり、身長の分だけ這ったまま前に進み、再び立ち上がりお祈りをする方法。
2日夜のテレビ番組「青海チベット鉄道〜世界の屋根2000キロを行く〜」のヒトコマで、この礼拝をする巡礼者の姿が映された。

この番組は、昨年7月に開通した中国・青海省からチベット自治区・ラサまでの約2000キロを結ぶ青海チベット鉄道を紹介した番組。
青海チベット鉄道の列車は、崑崙山脈を間近に眺めながら標高約5000メートルの世界最高の峠を越えて走るのだが、壮大な風景や乗客とのふれあいと共に最新車両の設備も紹介され、結構楽しめる番組だった。

そんな最新の列車を紹介する一方でほんのヒトコマだったが、線路と並行して走る国道上を「五体倒地」の祈りを繰り返しながらラサを目指し巡礼する家族が映された。1回の祈りで進める距離はせいぜい1〜2メートル。数ヶ月間ただひたすらこれを繰り返しながら、数百キロ離れた聖地ラサを目指す。
この気の遠くなる様な礼拝姿を見て、信仰の強さ純粋さに感動させられた。

正月三箇日、いろんな特番が放送されたが、印象に残ったのは「ニューイヤー駅伝」・「箱根駅伝」とこの番組ぐらいかな。元旦に放送された時代劇「堀部安兵衛」も面白かった。
と言っているのも今日まで、明日からは正月気分を払拭して仕事。

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2006年11月26日

「笑点」の思い出

ランニングから帰宅しトレーニングウェアから普段着に着替え居間へ行くと、テレビで「笑点」の大喜利コーナが始まっていた。笑点は日曜日夕方の代表的な長寿番組、特に大喜利コーナは夕食前にくつろぎながら観る事も多い。
ただ、この大喜利コーナを見る度に必ず35年前の遭難騒ぎを思い出す。

35年前、当時高校1年生だった私は、部活で山岳部に所属し週末毎に山へ出掛けていた。
10月だったと思うが、文化祭が間近に迫り展示用の写真撮影を兼ねた山行が計画された。1,2年の部員だけで、鈴鹿山脈の「銚子大滝」の写真を撮り、竜ヶ岳の頂上を目指すコースになった。しかし、銚子大滝を経由する沢登りルートは、当時バリエーションルート(上級者向きルート)としてガイドブックに紹介されており、山行の前から若干の不安があった。
当日は、前泊した麓のキャンプ場を朝早く出発し銚子大滝の有る谷に入るが、案の定、数時間後には踏み跡道も見失い、方角も全く判らない状況に陥ってしまい、おまけに雨も降り出してきた。

けもの道を登山道と見間違えて辿っていくが途中で消えてしまう事が何度も有り、皆も焦り出す。
この様な場合に、ともすると麓へたどりつこうと山を下りたくなるのだが、それが返って状況を悪くする場合が多い。その時はリーダーの判断で、道に迷いながらも上へ上へと登ったのが結果的には正しかった。
悪戦苦闘の末、ブッシュを掻き分け尾根筋の登山道に飛び出た時は嬉しかった。その後は一気に登山道を下り、麓のバス停を目指した。暗闇の中、麓に辿り着くと安心したせいか急に空腹を覚え、びしょ濡れのままバス停横の食堂に入った。

その時、食堂のテレビで放送されていたのが笑点の大喜利コーナ。
食堂の暖かさと、店の隅に置かれている白黒テレビを安堵の気持ちで見上げていたのが忘れられず、今でも大喜利コーナを観る度に、その時の情景が必ず浮かんでくる。


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2006年11月12日

「功名が辻」と司馬遼太郎

今年1月から始まったNHK大河ドラマ「功名が辻」を毎回欠かさずに見ているが、いよいよ残すところ数回となった。先週は「関が原の合戦」が放送され、これから終盤に向けて、山内一豊が土佐一国を拝領し生涯を終えるまでが描かれる。
原作は司馬遼太郎の同名小説だが、ドラマでは小説には描かれていない場面や人物が登場し、テレビ視聴者受けする脚色が施されている様だ。特に第1回〜3回に放送された一豊と千代の出会い・別れと再会までの場面は小説には無く、原作では一豊と千代の婚礼の前日から物語が始まる。
原作とは異なるが、早い回で視聴者を連続ドラマに惹きつけるには上手い脚色だったと思う。

司馬遼太郎の歴史小説は若い頃から好きで、20代後半から結構たくさんの作品(文庫本)を読んだ。特に愛知県に住んでいた頃は、戦国時代の物語に登場する舞台が近隣に多く有り、小説を読むのと並行してよく訪れた。
また、司馬小説は戦国時代だけでは無く、幕末・維新、日露戦争を舞台にした作品や江戸時代に活躍した商人を主人公にした作品も多い。
これらの歴史小説は何れも史実に基づき詳細に書かれている為に、読んでいると、歴史上の人物が史実通りに息を吹きかえし、その時代を見せてくれる様な気になる。

また、司馬遼太郎は歴史小説だけではなく、数多くのエッセイ等も残している。
昨夜、ビートたけし司会による日本人の品格、教育問題等をテーマにしたテレビ番組があった。その中では、司馬遼太郎が小学校の国語教科書の為に書き下ろした「二十一世紀に生きる君たちへ」と題された作品が紹介された。
この作品の中で、司馬遼太郎は、

「人間は孤立して生きられる様にはつくられておらず、たがいに助け合いながら今まで生きて来た。助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」だ。しかし、これは本能ではないから、訓練してそれを身につけなければならない。それにより、自分に厳しく、相手にはやさしい自己を確立せよ」(注:私の理解で要約)

と、子供達に語りかけている。
史実を通して日本を見て来た作者が、未来の社会を創る子供達に自分の思いを託した言葉だと思う。

「功名が辻」から始まった司馬遼太郎の話だが、書いているうちに、全くまとまりのないブログになってしまった。


posted by 酔〜いどん at 17:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 小説・映画・テレビ・鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする